伊勢 菊一 - 刃物店とお伊勢参りの寄合処

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12月9日

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2012

菊一店長ブログ

古事記~不思議な1300年史~

菊一スタッフの井村です。

 

古事記が作られて

今年がちょうど1300年という節目の年です。

それを記念して各地でさまざまなイベントが

開催されています。

 

江戸時代中期まで「日本書紀」に趣きをおいていた日本の古代史は

本居宣長の「古事記伝」により

「古事記」こそが本当の古代の神話を伝えている最古の書物という

認識が広まり、古事記が見直されました。

本居宣長が35年という月日をかけて執筆した「古事記伝」

現代の我々の古事記に対するイメージが

「古事記伝」の研究成果の影響を多く受けていると言われています。

 

あの天下の副将軍・水戸光圀も古事記の研究者であったようです。

1672年、小石川に影考館を設け、国史の修史事業を開始します。

この修史事業はのちに徳川家が継承して

それが完結したのは明治39年といいますから驚きです!

光圀は、生涯にわたり「古事記」の校正、研究を続けたようです。

この「大日本史」の修史作業はやがて尊王思想へと発展し

江戸後期の尊王攘夷から統幕運動の

理論的支柱のひとつになっていきます。

 

坂本龍馬が活躍した幕末の世にも

思想的な背景に古事記が影響を与えていたようです。

 

「古事記」はさまざまなメッセージを

発信し続ける生き生きとした書物!

それはご遷宮で20年に一度建てかえられる神宮のように

常若の書であると感じられます。